REPORT

活動報告

【開催報告】THE STANDARD Module5 3期(2026年7月5日・6日)

2026年7月5日(日)・6日(月)の2日間、大阪にて「THE STANDARD 2026」の第5回目(Module 5)を開催いたしました。 今回のメインテーマは、現代の欠損補綴において不可欠な外科学である『インプラントロジー、待時、即時埋入 講義・実習』。高い予知性をもって初期固定と組織調和を達成するための理論と、臨床バイオロジーが融合した充実の2日間となりました。

講義・実習:待時・即時埋入の生物学的アプローチと臨床テクニック

セミナー前半の講義では、待時埋入(Delayed Placement)と、低侵襲かつ短期間での治療を可能にする抜歯即時埋入(Immediate Placement)の双方における、骨吸収の治癒機転(Bone Remodeling)に基づいた生物学的特性を網羅いたしました。初期固定を獲得するためのマクロインプラントデザインの選定基準や、ギャップの捉え方、さらには即時荷重(Immediate Loading)のプロトコルについて最新のエビデンスを解説しました。
また後半の実習では精巧な顎骨模型を使用し、即時埋入における難関である「抜歯窩口蓋側・舌側へのバイアスをかけた傾斜ドリリング技術」のハンズオントレーニングを徹底的に行いました。


診断の重要性:術式を論理的に使い分ける(Differentiate)ための基準

本モジュールにおいて最も強調したのが、どちらの治療法へ進むべきかを決定づける「事前の的確な診断」の重要性です。インプラントロジーにおいて、単にトレンドの術式を追うのではなく、残存する既存骨のボリューム、抜歯窩の唇側・頬側骨壁の厚み、そして患者様固有の全身的リスク(喫煙や糖尿病など)を科学的に見極める診断力こそが、治療の成否を左右します。この解剖学的および宿主因子のリスク診断に基づいて、待時と即時を論理的に使い分ける重要性を受講生の先生方と深く共有できた、非常に有意義な2日間となりました。



受講された先生方へ

インプラント治療は日々進化していますが、その根底にあるのは「生物学的原則(Biological Principles)」への深い理解です。術式のトレンドに流されることなく、患者様の解剖学的・全身的なリスクを的確に診断し、待時と即時を論理的に使い分ける重要性を、本セミナーを通じて再確認していただけたのであれば幸いです。

受講後、先生方から「即時埋入に対するハードルと恐怖心が消え、基準が明確になった」「即座に自院のオペシステムに取り入れたい」といった大変嬉しいフィードバックを多数頂戴いたしました。

ご参加いただきました先生方、そして多大なるサポートをいただきました関係各社の皆様に、この場を借りて心より御礼申し上げます。

次回の第6回セミナーでも、さらにアップデートした最先端の臨床知見をお届けいたします。共に日本の歯科医療のスタンダードを高めてまいりましょう。

Recent Activity Report