【開催報告】THE STANDARD Module2 3期(2026年5月24日・25日)
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2026年5月24日(日)・25日(月)の2日間、大阪にて「THE STANDARD 2026」の第3回目(Module 3)を開催いたしました。
今回のメインテーマは、歯周病治療のステージを次の次元へと引き上げる『歯周外科(切除療法、ディスタルウェッジ、歯冠長延長術)』。解剖学的構造を理解し、予知性の高い外科処置を執刀するための、理論と実践が融合した極めて濃密なプログラムとなりました。
1. 病態を見極め、適切なアプローチを選択する組織制御の理論
初日は、歯周外科処置における「切除療法」の真の目的と適応症の整理から始まりました。なぜポケットを減少させる必要があるのか、その生物学的背景を深く掘り下げながら、臨床で頻遭遇する下顎大臼歯部遠心へのアプローチ(ディスタルウェッジ法)や、生物学的幅径(骨縁上組織付着)を考慮した歯冠長延長術(Crown Lengthening)の診断軸を徹底的に解説いたしました。
単に「切る・縫う」ではなく、術後の組織治癒をコントロールするための戦略的な意思決定について、最新のエビデンスを交えた熱いディスカッションが展開されました。
2. [実習で使用した素材(例:模型、豚骨など)]実習で手技の本質を叩き込む
2日目のハイライトは、緻密なプランニングを具現化するための徹底したハンズオン実習です。 切除療法や歯冠長延長術においては、的確な弁の移動、骨削除(骨整形・骨切除)のコントロール、そして死腔を作らない確実な縫合技術が不可欠です。
受講生の先生方には、以下のステップを繰り返しトレーニングしていただきました。 「術後の補綴設計(噛み合わせの再構築)を見据えて、ミリ単位で組織をマネジメントする」という、臨床の要となる手技がいかに奥深く、そして結果に直結するかを、実習を通して文字通り「手に馴染ませる」時間となりました。
「THE STANDARD」が目指すのは、一過性のテクニックの伝授ではありません。歯科医師としての「標準(スタンダード)」を一段階引き上げ、患者さんのQOLを生涯にわたって支え続けるための「揺るぎない診断軸と手技」の確立です。
今回のModule 3を経て、骨や軟組織に対する受講生の皆様の視座がより高く、かつ精密に変化していく様子に、大きな手応えを感じております。 次回、Module 4ではさらに進んだ治療戦略を展開いたします。共に臨床の深淵を探求していきましょう。



